地方での経営セミナー開催は大きな可能性を秘めている！
経営者をセミナー集客している皆様、日頃、経営セミナー開催をする際、開催都市をどのように設定していらっしゃいますか？
「活動拠点は東京だし、経営者の人数が圧倒的に多いのだから、東京でしか開催をしたことが無い」
という場合は、大きな機会を損失しています！
そのように断言するのは、東京以外の地域、具体的には、大阪や名古屋、福岡、仙台、札幌、広島、岡山、金沢、静岡などの「地方都市」での経営セミナーの開催にこそ、大きな可能性が秘められているからです。
その理由は、
地方都市では、東京に比べて経営セミナーの開催が少ないこと
つまり、
東京に比べて競合が少ないため、セミナー集客さえできれば、
皆様の会社が選ばれて、契約・受注に繋がる可能性が高いのです！
しかも、地方の経営者には、「東京に比べて情報が不足している」という感覚を持つ方が一定数いらっしゃるため、経営セミナーに参加するためだけに、わざわざ飛行機や新幹線に乗って東京に毎月お越しになる方もいらっしゃいます。私たちが開催する経営セミナーでも、テーマによっては、参加者の３割くらいは地方企業の経営者であることも珍しくありません。
そのため、皆様が地方都市で経営セミナーを開催した場合、そのような高い意識を持った経営者との接点を持てることになり、セミナー後の商談やバックエンド商材の契約・受注へと繋がる可能性が充分あるのです。
地方での経営セミナーを開催するデメリットとは
ただし、地方で経営セミナーを開催する場合のデメリットも当然あります。
それは、セミナー集客が難しいことです。
東京に比べれば、会社の数も、経営者の人数も極端に少なく、地方におけるセミナー集客には工夫が必要です。
例えば、セミナー集客の販促においても、東京では有効でも、地方では全く効果を発揮しないことも少なくありません。例えば、一般的によく利用されるメールマガジン広告やインターネット広告、SNS広告などは、地方の経営者にはなかなか届きにくい傾向があります。
では、どのようにしたら地方でセミナー集客ができるのでしょうか？
東京のみならず、地方都市でも多くの経営者をセミナー集客している私たちが、
「地方で経営者をセミナー集客する４つのポイント」を解説します。
地方で経営者をセミナー集客する４つのポイント
１、会場選びには土地勘が欠かせない！
まずは、会場選びです。基本中の基本ですが、会場選びで失敗するケースは少なくありません。
例えば、東京と同じ感覚で、ターミナル駅前の会場が良いと思って予約したものの、実は、その都市ではターミナル駅前はそれほど便利とは言えない場合があります。土地勘がありませんので、地元の経営者にとっては行きにくい会場や分かりづらい会場を予約してしまうことがあるのです。
どんなに内容が素晴らしい経営セミナーであっても、会場アクセスの悪さによって参加を躊躇されることがあります。とはいえ、一度決めた会場を途中で変えることはできません。
そのため、すぐやるべきことは、皆様と同じように経営者をターゲットにセミナー集客をしている人がどの会場で開催しているかリサーチしてみましょう。地元の税理士事務所やコンサルタントが開催している経営セミナーなどを参考にすると良いでしょう。
また、大型ホテルや商工会議所の会議室などは、地元の経営者にとっては馴染みもあるため失敗は少ないでしょう。しかし、何より安心で確実な方法は、地元の経営者に直接聞いてみることです。開催予定の都市にお知り合いの経営者がいる場合は、迷わず聞いてみましょう。
２、セミナー集客施策はアナログ戦で！
最近のセミナー集客は、メルマガ広告・リスティング広告・SNS広告などのネットが中心です。しかし、冒頭でも述べたとおり、地方では、ネット媒体のみでは経営者に情報が充分に届きません。
一般的に、東京と地方では「IT化」に大きな差があります。特に経営者や企業には、その傾向がより強いのです。そのため、武器になるのは「アナログ」です！
具体的には、FAXや郵送によるダイレクトメール、あるいは「電話」です。
私たちも、地方でのセミナー集客では、電話とFAXは日常的に活用します。
FAXの反応率は、東京と比べて明らかに高く、電話も受付突破をして経営者と話をできる確率が格段に高い傾向があるのです。
世の中的には、年々、ネット化・デジタル化が進む集客プロモーションですが、地方においては、アナログによるセミナー集客も有効ですので、その視点でも集客施策を考えていきましょう。
３、紹介をしてもらう仕掛けをつくる！
東京と地方との圧倒的な違いのひとつに、「地方のほうが経営者同士の繋がりが強い」ということが挙げられます。もちろん、東京でも繋がりの強い関係をお持ちの方はいらっしゃるでしょうから、あくまでも一般論のお話しではありますが、その理由のひとつは、
・地元だけで商売する会社が多いので、多くの地元経営者と取引関係にある
ことが挙げられます。
とともに、これは感覚値でしかありませんが、商工会議所、JC、ライオンズクラブ、ロータリークラブなどの経営者組織に加入する経営者の比率が、東京に比べると、地方の方が高いと思われます。
このような傾向があることから、「◯◯さんの紹介だから」「◯◯さんも行くのなら」という情報があれば、セミナーへの信用力が高まり、集客が断然やりやすくなります。
そのため、お客様に皆様のセミナーを紹介してくれるような協力者を作れないか、と考えてみるのはいかがでしょうか！あるいは、もし、そういうお知り合いが一切いない、ということであれば、
「お知り合いの経営者をお誘い下さい！その場合、お二方とも受講料無料に！」
などの特典を設けることで、自然と紹介を促すような仕掛けを作ることも考えられます。
４、地元企業との共同でセミナーを開催する！
最後は、地元の企業とのコネクションがある場合は、ぜひ一緒にセミナー開催することを検討してみてください。例えば、地元の税理士の先生やコンサルタントと共催でセミナーを行ってみてはいかがでしょうか！セミナー集客も共同で行うことができれば、集客しやすくなるのではないでしょうか！
さらに、登壇者や主催者に地元企業を立てることで、その会社が持つ顧客ネットワークを活用させてもらうこともできます。新規顧客の開拓にも繋がりますし、前項で述べたような「地元の企業が一緒に主催している」という安心感を与え、皆さんに対する信用力を高めることができます。
以上が４つのポイントとなります。ぜひ、皆様の事業拡大の大きな可能性を秘める、地方都市での経営セミナーにチャレンジしてみてください！
